投資を始めようと証券口座を開設しても、どの株を買っていいものか悩みますよね?
基本的には、 その企業の事業活動や経済活動、社会貢献をさらに推進して頂く為に資金を投入する事から 、自分が長期的に応援したい企業に投資することが良いと思います。
しかし、投資する側も相応のリターンが欲しい、または差益が欲しいと、自己の資産形成の目的もあって投資をします。
その為の企業選びのポイントをいくつかご紹介したいと思います。
まずは、会社四季報を読んでみる
会社四季報(東洋経済新報社 発行)は、日本の上場会社の基本情報や株価データ、業績などがまとめられている情報ハンドブックです。
記載されているのは?
- 業種
- 社名・事業内容・本社住所・仕入れ先・販売先
- 業績記事・材料記事
- 業績数字
- 配当
- 株主
- 役員・連結会社
- 財務
- 資本移動・株価推移・時価総額順位
- 株価チャート
- 株価指標
これらの株式投資に必要な情報が記載されている他に、来期営業増益率ランキング等様々な情報が載っています。
この四季報の中で、どの数値に注目すると良いのかを今から読み解いていきます。
もくじ
自己資本率
四季報の【財務】欄には自己資本比率が掲載されています。これは、企業の総資産のうちどれがけ自己資本を持っているか、その割合を示したもの。
自己資本(資本金+利益剰余金+その他)が多ければ、出資者が減っても経営に出る影響が少ない。すなわち倒産しにくい事になります。
数値的には、50%以上が好ましいでしょう。70%以上なら尚良し!
PBR (株価純資産倍率)
市場が評価した時価総額が純資産の何倍であるかを表す指標。
1株当たりの純資産に対して株価が何倍上がっているのかという指標です。
この指標から読み取れるのは、その企業の株が割安なのか割高なのかという事です。
数値的には0.7倍未満が望ましいでしょう。
ROE(自己資本利益率)
企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかを表す指標です。
自己資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」と見ることができます。逆に、自己資本利益率が低い会社は「経営効率の悪い会社」である判断されます。
数値的には15%以上が望ましいでしょう。
PER(株価収益率)
一般にPERが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安であるといわれます。
数値的には15倍以下だとかなり割安と言えるでしょう。
営業利益伸び率
四季報の中にある「売上高」と「営業利益」の部分を見ます。
沢山の数字が並んでいますが、前期・今期予想・来期予想の部分を見て、数値が増えていっているものは〇、逆に減っているものは×と単純に見ていいでしょう。
おわりに
今回紹介した四季報の数値の読み方は、あくまでも個人による見解です。
これを基にした投資の利益を保証するものではありません。
実際に投資を行う際には自己責任にてお願いします。
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