トラックの運行前点検に点検ハンマーは必須です

点検や整備を怠ったときのリスクを把握していますか?

  • 路上故障の発生や思わぬ事故を引き起こします
  • 臨時整備費の発生燃費低下などコスト面の負担を増やします
  • 納期遅れ、積み荷の破損など業務の信用失墜に繋がります
  • 排ガス濃度の上昇、黒煙排出など、環境負担が大きくなります
  • トラックのイメージや運送業界の社会的評価を低下させます

これらのリスク(経営上のデメリット)は、毎日の日常点検や定期点検など、きちんとした点検整備を実施していれば、ほとんど回避できるものです。

点検整備の励行で、経営上及び車両運行上のメリットを創出していきましょう!

目次

  1. 点検整備の必要性とメリット
  2. 日常点検
  3. 定期点検
  4. まとめ

点検整備の必要性とメリット

  1. 故障・事故の防止
    きめ細やかな点検整備で車両故障,交通事故を防止できます
  2. コスト削減
    運行前に行う日常点検や定期点検整備の励行が故障整備コストや燃料コストを引き下げます
    ①故障整備費の削減
    ②燃費向上による燃料費削減
    ③臨時入庫減による車両稼働率の向上
    ④車両寿命の延長
    ⑤故障・事故保障費負担の回避
  3. 信用度の向上
    点検整備の励行によるスムーズな輸送でビジネスの信用度を向上させます
  4. 環境保全への貢献
    きちんとした点検整備の実施が環境への負担を減らします
  5. 業界イメージの向上
    ”安全でクリーン”な車両を通じて、トラック業界のイメージを向上させましょう

日常点検

点検前に

  1. 平坦な場所で行う
  2. タイヤに輪止めをかける
  3. パーキングブレーキを確実に効かせ、ギヤをニュートラルにする
  4. エンジンを止め、スタータキーを必ず抜き取る
  5. 走行直後の点検はやけどする恐れがあるので、エンジンなどが冷えた状態で行う
  6. 吸気ダクトに物を落とさない
  7. エンジンの上に乗るときは、パイプ類,エアクリーナーなどの補機類に足を掛けない
  8. 点検・手入れ終了後は、エンジンルーム内にウエス(布)等燃えやすいものや工具などの置忘れが無いか点検する
  9. 点検・手入れ終了後は、オイル漏れや液漏れ、及び水漏れが無いか必ず点検する

点検順序

1.点検前に
  1・前日までの異常個所をチェック

2.車の周りを一周しながら
  2・タイヤの空気圧チェック
  3・タイヤの亀裂・損傷・異状摩耗をチェック
  4・タイヤの溝の深さをチェック
  5・ディスク・ホイールの取り付け状態をチェック
  6・冷却水量をチェック
  7・ブレーキの液量をチェック
  8・エア・タンクの凝水をチェック
  9・エンジン・オイル量をチェック
  10・バッテリ液量をチェック

3.キャブをチルトして
  11・ファン・ベルトの張り,損傷をチェック

4.キャブを下ろして運転席に座って
  12・パーキング・ブレーキ・レバーの引きしろをチェック
  13・ウインドウォッシャーの液量・噴射状態をチェック
  14・ワイパーの拭き取り状態をチェック

5.エンジンを始動して
  15・エンジンのかかり具合・異音をチェック
  16・エンジンの低速・加速の状態をチェック
  17・空気圧の上昇具合をチェック
  18・ランプ類の点灯・点滅状態をチェック
  19・ブレーキ・ペダルの踏みしろ,効き具合をチェック
  20・ブレーキ・チャンバのロッドのストロークをチェック
     ブレーキ・ドラムとライニングとの隙間をチェック
  21・ブレーキ・バルブからの異音をチェック    

定期点検

道路運送車両法により道路運送車両の点検及び整備について明記されています

第48条 自動車運送事業の用に供する自動車及び車両総重量8トン以上の自家用自動車その他の国土交通省令で定める自家用自動車 3月

この他にも細かく規定が明記されていますが、事業用自動車は3か月毎に点検(3か月点検47項目)と12か月毎に点検(12か月点検は車検時96項目)が義務付けられています

まとめ

点検整備をしないことによるリスクを考えれば日常点検や定期点検の手間はそう惜しくないと思います。
運行前の日常点検をしっかりと行って、安心安全な輸送をこれからもよろしくお願いします。

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